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2026.08.23
ブログ
精神科病院で体験したこと その2
「精神科病院での体験 その2」

前回は 精神科病院に入職したての際
体験したこと・感じたことについて
書かせていただきました

今回も もう少しだけ
その後のことを書かせていただきたいと思っています

今振り返ってみると不思議なのですが 
この病院での記憶というのは
入職後 3年くらいと
退職前の 3年くらいと
それ以外の時期は あまりはっきり思い出せません

間の時期はきっと
流されるように日々が過ぎ
こんな風に 自分の仕事を振り返ることも 
ほとんどなかったんだろうなと
そう感じます

さて
時間が有り余って
病棟にひたすら居座っていた日々も過ぎ(笑)
少しずつ
心理検査の仕事が入ってくるようになりました

病棟の患者さんの検査ですと
もうこれまでも何度も受検されている方も多く
慣れない私がうかがうと
「ゆっくり慌てんとやったらええねんで」
とか
終了後には「お疲れさん」
とか
温かい言葉をかけてくださる方がほとんどでした

そして
一生懸命 時間をかけて ときには家にも持ち帰って 
必死に結果をまとめて
ようやく提出して

普段はとっても怖い(厳しい??笑)看護師さんが
「(結果を)夜勤のときにゆっくり読ませてもらってるのよ」
と 笑顔で言ってくださると
大変な労力が報われた気がしていました

けれど当時は
ご本人にフィードバックすることはほぼなく
あんなに温かい優しい態度で受検してくださったのに
一体 ご本人にとって役立つ部分はあったのだろうか・・
中には とっても長い時間お付き合いいただくような検査もあったのに
今振り返ると 
なんだか少し 申し訳なかった気もしています

けれども
この頃の経験も 現在にちゃんと繫がっているように思います

今では 知能検査くらいしか実施しなくなりましたが
ただ結果を分析して終わるのではなく
受検してくださった方にとって
できる限り役に立つ情報としてお伝えできるように
そんな思いで 毎回 検査結果をお伝えしています

30年近く臨床を続けてきて
「あの頃は こういうことが分かっていなかったな」
と思うこともたくさんあります
でも そうした一つひとつの経験が 
今の自分の仕事の仕方につながっているのだと思います